しとえ / 諸行無常DAYS
目の前で粉々に砕けてしまった硝子のスノードーム。 それは遠い日の大切な思い出の品だった。 あなたと出かけた思い出に、買って帰ったものだ。 自分の不注意にため息が出る。 あなたがい...
詩人/作家 Xのアカウントにて詩、140字小説、掌小説など短文学をメインに活動しております。
目の前で粉々に砕けてしまった硝子のスノードーム。 それは遠い日の大切な思い出の品だった。 あなたと出かけた思い出に、買って帰ったものだ。 自分の不注意にため息が出る。 あなたがい...
小学校の時の野外活動で、自分たちでルールを決めて行きたい場所を決めて活動するという授業があった。 子供の頃の俺たちは、初めは好き放題 行きたい場所いい内容を決めようとした。けれど...
近頃は人間と人工知能の違いがあまりよくわからなくなった。街中で話している目の前の人は人間だろうかそれとも人工知能だろうか。そっと背中を押してみる。 途端に飛び散る赤い飛沫。 ……...
秋の風の精はふわりふわりと飛んで行きます。 みのりの季節がやってきて、あちらこちらでよろこびの声が聞こえるのです。 祭りのおはやしや、みんなの笑う声。 秋の風は運んで行きます。...
ため息しか出なかった。 このままでは志望校に落ちてしまう。 毎日頑張って勉強しているはずなのに。 日曜日のアルバイトをやめようか…… そうすればもうちょっと勉強できるはず。 とはい...
「すごいでしょうこの惑星!惑星そのものが巨大な迷路みたいになってるんです」 そう言って惑星の住人は観光客である私を案内してくれる。 「全く素晴らしいですね!」 「そうでしょう、そう...
私には体温がありません。 当たり前といえば当たり前なのかもしれませんが…… あの方にお会いしたのはもう30年も前でしょうか、あの方はまだ幼い子供で物珍しそうに私の方を見ていたのを...
窓辺に光る月の涙 これは君が残していったもの 小さなかけらと思い出と 君といた時間が どれほど僕にとって大切だったか 今頃になって思い知る 月の女神ディアナの涙 淡く輝くあの日の思...
ペンが良ければ絵が上手くなるわけじゃない。 そんなことはわかっている。 だがそのペンを買えば綺麗な絵が描ける気がした。 子供の頃の夢は漫画家。 毎日、授業中に鉛筆でキャラクター...
おじいちゃんがつかっていた金庫を開けたら、入っていたのは古時計だった。確かに昔は時計は貴重だったかもしれないけれど 今となってはどこにでもあるものだしなと僕は思った。でも、もしか...