しとえ / 監視カメラ
監視カメラに向かってピースをする。 どうせ僕の姿は写つりっこないし。カメラに落書きをしたりその辺にあったマネキンに落書きをしたり。どうせ誰も僕のことなんか見えないんだから。 ...
詩人/作家 Xのアカウントにて詩、140字小説、掌小説など短文学をメインに活動しております。
監視カメラに向かってピースをする。 どうせ僕の姿は写つりっこないし。カメラに落書きをしたりその辺にあったマネキンに落書きをしたり。どうせ誰も僕のことなんか見えないんだから。 ...
遠い遠い昔、人魚姫は恋をした。 それは海の上の船に乗っていた素晴らしい肉体を持った人間の男性だった。 男性はある嵐の晩に船が沈み海に落ちた。 人魚姫は彼を抱えて白い浜辺まで泳いで...
海へ行こう。 そう思ったのはテレビでシーグラスの工房のニュースをやっていたからだ。 何気なくつけた夕食後のニュース。 その工房は私が昔、父と行った海の近くだった。海で拾ったシ...
外に出てみれば一面、銀世界だった。 霜で真っ白になっていて、バラの花びらだって凍てついて白く輝いていた。 玄関から一歩庭に出ればサクッと音がした。 見れば足元に霜柱が伸びている。...
また会いましょう どうかその時に 私だとすぐにわかるように 目印をつけておきましょう あなたの名前と同じ 桜の花を1つ 「今度さ一緒に出かけない?」 幼なじみがいきなりそう言って...
道端で歯車を拾った。これは一体何の歯車だろう。 歯車が1つかけてしまったらその機械は動かなくなってしまうはずなのに。私は何の歯車なのかを調べてみた。だが一向にわからない。諦めて 私は...
廃工場に肝試しに行った。 古い機械や寂れた様子にドキドキしながらあちらこちら探索して回る。だが機械の動く音がする。 ここは閉鎖されたんじゃなかったかと音がする方に行った。 すると僕...
人造人間を作ろう人間そっくりな。 私が魔法で作った人造人間はやがて増えて、街中にたくさんいるようになった。ますます人間に似てくる。 しかしこのままではどこまでが人造人間なのかわから...
黒い羽を持って生まれた天使はみんなが朝の光や昼の太陽の下を飛んでいる時に一緒に飛べなかった。 地上の人間にこの羽を見られたら気持ち悪いと思われるんじゃないかと不安だった。 だから、...
こっそりベッドを抜け出して仮面舞踏会に行くの。 パパにもママにも内緒よ! ところで仮面って何をかぶればいいのかしら? クレヨンで書いたお面をかぶって星空からやってきたペガサスの馬車...