柊ことは / 不完全な檻
君を守るために 君の一番そばへ。 どんな手をつかっても。 君は僕の狂気に 気づいてもいい。 もうすぐ 君と毎日を我が家で過ごせるからさ。 好きなものを食べて 好きなものを着...
恋の書庫。 言えなかったこと。 見えなかった気持ち。 名前のつかない恋の途中を、 詩と短い物語にしています。 柊ことは
君を守るために 君の一番そばへ。 どんな手をつかっても。 君は僕の狂気に 気づいてもいい。 もうすぐ 君と毎日を我が家で過ごせるからさ。 好きなものを食べて 好きなものを着...
君は遠距離なのに まめに会いに来ては 「まったね〜!」と せかせかと 大きく手を振って 飛行機に飛び乗る。 でも 今日は めずらしく 胸にコツンとおでこをつけて 「あと何回会...
コトンとそこに 瓶を置いた。 そして 毎日少しずつ 想いを詰めた。 ずいぶん たまった気がしたから 憂鬱なある日 開けてみた。 あの日の嬉しかったこと あの日のあなたの香り...
「何でもいいよ」 これまでの恋愛で 一番言ったセリフ じゃないだろうか。 でも あなたといると 「これ!」って 自然に言える。 あ、きっと あなたが 「どっちがいい?」って...
どのカードを切る? あなたの表情を 観察する。 あなたとは 恋人になって そろそろ5年。 友達の期間も合わせれば もっと。 あなたを動かす カードだけは手元にたくさんあるの...
深く深く 落ちていく。 泡の音? 水の音? 暗い。 息苦しい。 深海魚のなき声が ちかい あ…ちがう。 これは あなたへの未練の声。 もう戻りたい。 地上へ。
あなたは 月なのかな。 いろんな顔があるね。 この前は とても綺麗で儚くて 今日は少し寂しげ いつか スルッといなくなりそうで 寝てるあなたの 前髪に触れた。 『転が...
「付き合ったら 別れが来るでしょ?」 この関係に答えを出そうとすると あなたは決まってそういう。 「嫌いじゃないよ」 これもお決まり。 わかってる 本気じゃないってこと。...
あなたと 博物館にきた。 古代生物や 圧巻のティラノサウルスや トリケラトプスの展示を 見上げる。 その中にいた アノマロカリス。 君は 研究が進むなかで 大きさや 食べ物の...
鏡を曇らせたことなど 一度もない 恋をすると 自分を写す 相手を写す鏡が 曇って 必要なところが 写らないなんて言うけど 店員さんへの横柄な態度 赤信号を平気で渡る 何より...