ReiN. / 待っていたよ
ある日の休日。 家の前で、ポケットから鍵を手探る。 先端を触りながら、鍵を取り出して、ドアを閉める。 何度も使っている鍵だから、見なくても上下はわかる。 私は、買い物...
たぶん、静かな百合が多いです。 変な話も書きます。
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ある日の休日。 家の前で、ポケットから鍵を手探る。 先端を触りながら、鍵を取り出して、ドアを閉める。 何度も使っている鍵だから、見なくても上下はわかる。 私は、買い物...
「じゃあ、家についたら連絡するね」 「うん、お疲れ様」 駅の改札をくぐり、急いでホームまでの階段をのぼる。 駅構内特有の生暖かい空気が頬と、かじかんだ指先を包む。 1歩...
個体De-naedは、ある星を管理する存在だ。 彼女は、目的地に到達したらしい。 「すごく水があるね」 De-naedは窓から外を眺め、目を細める。 「この星どうかな?」 個体θ-N-01は...
思ったより体が動く。ハンドルを握る指も、震えていない。 「送ってくれなくてよかったのに」 「さすがに送らせてよ」 いつも以上にハンドルがべたつく。 いつも通っている道。...
ふと目が覚めた。 スマートフォンを確認すると深夜1:57。 「…最悪」 幼い頃から私は夜が苦手だった。 静かな夜に響く、冷蔵庫の機械音、バイクの走行音、ギシギシと鳴る家鳴り、そ...
「もう少しで彼女が帰ってくるはず……」 私は時計を確認して、料理を始める。 いつも通りの料理。 基本的に在宅ワークの私が料理を作っている。 作れる方が作ればいいし。 特に...
今日は、彼女が来る日。 付き合い始めて、2回目の来訪。 私は朝から部屋の掃除をし、彼女が来るのを待つ。 来るのは、15時。私は汚くもないのに無駄に部屋を片付ける。 最後の...
夕方、駅を出ると空はまだ少し明るかった。昼間の熱が残っているせいか、風はあるのに涼しくはない。 改札から吐き出された人たちがそれぞれの方向へ散っていく中を歩きながら、私は無意識に...