枯れ果てた夏の残骸を
抱きしめて、私は空をみた。
すっかりと干乾びた
夏の亡骸を抱え上げ
澄み渡る空きの空に、
私は泣いた。
涙に秋風が染みて
ひとりぬくもりを求めた。
風のなか、残骸は
さらさらと砕けて散っていった。
寂しき秋の昼下がり
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朝焼けが ビルの隙間を染めていく
昨日流した涙の色を 塗り替えるように
どこまでも続く 青い静寂(しじま)に
僕らはちっぽけな 呼吸を一つ落とした
風が通り抜けるたびに
何かが胸を締め付けるけど
見上げるたびに 変わらない場所で
その広さを 教えてくれる
あんなに自由な空になれたら
どこへだって 飛んでいけるだろうか
悲しみも 包み込むような 圧倒的な青
僕らが迷わないように
今日もただ そこで微笑んでいる
夕暮れが 影を長く伸ばしていく
茜色に溶ける雲が 少し切なくて
「また明日ね」と 呟いた声は
オレンジのグラデーションに 消えていった
どんなに遠く 離れていても
同じ空の下で 繋がっている
ぬくもりを 運んでくるような 優しい夕映え
一人じゃないと 伝えるように
街の灯(あかり)を 優しく灯していく
一番星が 瞬き始めて
夜の帳(とばり)が 全てを包む
暗闇さえも 拒まない空
その広大さに 寄り添いながら
僕らは 自分の光を 探していくんだ
あんなに自由な空になれたら
どんな涙も 輝きに変えられる
切なさも 温かさも 全部抱きしめて
僕らが歩き出すための
道標(みちしるべ)を 照らし続けている
夜が明けて ビルの隙間を染めていく
新しい一歩を 祝福するように
見上げる空は いつだって自由で
僕らの明日を 静かに待っている
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森林浴に来たのはいいけど
道に迷って
地図を見ようにも
いまここ
どこですか
実況始める
緑のノイズを愛想笑い
そのまま通り過ぎるけど
あっちだよ
ううん、ちがうよ
こっちだよ
おいでおいで
どっちがほんとの
道なのさ
ノイズで迷って
どんどん悩んで
想いも道も
こんがらがっていく
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「疑惑」
神々の集う会議で
おかしいな
大皿のお餅が消えてて
どこいった?
だれが食べて
だれが嘘つき
だれが本当を言っている?
疑惑の想いが
膨らんで
気まずい時間が流れてく
私じゃないから
あたしもちがう
某は甘いものには興味がない
みんな言い分、譲らずに
議題を忘れ
疑惑が増えた
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巨大なフェンスを
よじ登り
目指すは
そらに手が届くところまで
みんなで力を合わせて
一歩ずつ
まぶしくて
あたたかい
そんなことを想いつつ
落ちそうになるけれど
諦めずに
ゆっくり進むぞ
てっぺんで
美しく咲くために
みんな一緒にわらおうね
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おやすみすると
いつも逢う
夢のなかで
ごきげんよう
白き月と
黒き太陽
可憐で優雅で
私をいつも楽しませてくれるんだ
真夜中のひとときが
そっと広がり
朝焼けの香りが
ふわっと包んで
私をゆっくり起こしてくれる
また眠ったときに
お会いしましょ
私の愛しき
ひとたちよ
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「付き合ったら
別れが来るでしょ?」
この関係に答えを出そうとすると
あなたは決まってそういう。
「嫌いじゃないよ」
これもお決まり。
わかってる
本気じゃないってこと。
でも
1年は
こんな関係で
「こんな長い間
同じ子と会ったことない」
そのセリフに
もしかしてを上乗せしちゃうの。
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あなたと
博物館にきた。
古代生物や
圧巻のティラノサウルスや
トリケラトプスの展示を
見上げる。
その中にいた
アノマロカリス。
君は
研究が進むなかで
大きさや
食べ物の好みも変わったらしいね。
2人で
現代の研究はすごいねなんて
言い合って。
「私もあなたの研究は
進めてるよ。」って
つけ足した。
あなたは
こちらを見て
『何か最初と変わったこととかは?』
と恐る恐る聞いてくるから
「かわいくなったよね」とだけ
答えて笑っておいた。
『アノマロカリス展示会』より
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鏡を曇らせたことなど
一度もない
恋をすると
自分を写す
相手を写す鏡が
曇って
必要なところが
写らないなんて言うけど
店員さんへの横柄な態度
赤信号を平気で渡る
何より
「お前」呼び。
なんかおかしいよね?
でも
私に甘える姿はかわいいし。
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ひとつ ひとつ ページをめくる
ひとつ ひとつ 誰かの想い
きらり きらり 描いた軌跡
ひとつ ひとつ 積み重なって
めぐる めぐる 扉がひらく
まわる まわる あなたの世界
かける かける 誰かのもとへ
ひとつ ふたつ 増えていく
ゆれる ゆれる 私の心
ふわり ふわり 伝えてくれる
まわれ まわれ どこまでも
ふたつ みっつ いつまでも
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