私が
あなたの中に入って
侵食し
一体化して
あなたを支配しようか。
あなたに気がつかれないように
そっと。
私の熱に侵されたらいい。
触れられなくても
あなたの一部になれるなら…。
なんて
面倒なこと考えて
ため息ついて
やっぱり私は
正面突破しかできない
なんてことを
あなたを前に思ってる。
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「今日は無理」
今日は仕事が長引いて無理。
今日は先約があって無理。
今日は疲れてて無理。
どう無理なの?
私の頭の中で
いろんな理由が補完されていく。
私のことを
好きじゃないから無理。
それがなんだか
いちばんしっくりきて
ベッドに倒れ込む。
こうなると
ネガティブが止まらない。
頭をワシワシかいて
ネガティブを振り切ろうと
ベランダに出る。
空は晴れているのに
月が見えない。
そっか。
今日は新月か。
見えないだけ、か。
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初夏の花をイメージして書いてみました。
長雨の濡れゆく花に喜ぶは
カエルの子供と我が子かな
ため息と卯の花くたし曇り空
読書と紅茶とメランコリー
紫陽花の色より変わる我が心
君の色に染まりゆくなり
雨上がる空に傘さし七色の
心も晴れて色 美しく
夜もすがら泣いた夜咲く月の花
夜明けとともに花はしおれて
歌いけるカエルの声にウキウキと
菖蒲の花の午後のひととき
雨上がり暑さにうだり庭を見れば
ひまわりの花笑ひけるかな
朝顔が初めて咲いた姿見て
喜ぶ息子花より眩し
月明かり月下美人の花開く
涙ぽつりと今日も眠れず
青空のハイビスカスの眩しさや
君の水着と笑い声して
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久しぶりに裸足になりました。
砂浜は見ているよりもずっと柔らかくて。
小さい頃によく感じた貝殻や砂利の痛みが、波の音が近づくにつれて思い起こされます。
そういえば、小さい頃は海に全身浸かっていました。
浮き輪のツルツルとした触り心地と、ほんのり漂うビニールの匂いが恋しい。
素足がどんどん茶黒の砂に埋まっていくので、その湿った重さを振り払って、波に当たらないように進んでいきます。
ずっと水平線が見えます。
少し横を向けば、いつもの柔らかい、クリーム色の砂浜ですが、私が先ほど残した足跡からは、随分離れてしまいました。
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帰りたい。
早く家に帰りたい。
でも私は事務所のデスクで独り座っている。
パソコンの画面にグルグルと更新中の文字。
それを見てから、はて、どれだけ時間が経っただろう。
帰りたい。
早く帰りたい。
帰ったら着替えて、明日のお弁当を作りながら洗濯機を回して、それらが終わってから夕食をとって、歯を磨いて寝る。
ただでさえ自由時間が少ないのに、パソコンは私を帰らせてくれない。
100%完了と表示されてるのに、いったい後何分待たせるのだろう。
帰りたい。
早く帰りたい。
私の自由時間を延長する為の人生の更新をしたい。
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事務所という閉鎖した空間。
同調圧力により自分を出せない、まさに檻のような場所。
他者の気持ちなど受け入れず、自分達が楽しければいいという自己満達の楽園が、私にはただただ苦痛でしかたない。
淡々と業務をこなし、外回りで感じる一種の解放感。
溶け込めない私が異常なのか、集団を作らないと生きていけない奴らが異常なのか。
頭を占める憂鬱な気持ちと共に、私は今日も独りで過ごす。
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生暖かい風が、肌にまとわりつくのはそこまで嫌じゃなかった。日中のような照りつける太陽はもう駆けていってしまって、そこまで酷く暑くもなかったから。
夜はすべてが自由だった。煌々と綺羅めく月だけが光だった。誰かに邪魔されることもなく、車も通らない道路にわざわざ出ていったりするのも好きだった。
「こうやって土の上に寝転んだっていいんだよ、きみも、後のことなんて気にしないで、やろうと思ったことをそのままに」
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