佳乃こはる / さる外科医の試み
ザアッ、ザザアアッ。 小波、大波。 重く垂れこめた黒い雲。 波が荒いので有名な白兎海岸だが、今日は珍しく凪いでいる。サーフィン客で賑わう海辺に、今は人っ子一人見あたらな...
普段は長編を書いています。 何か一文、何か一言を覚えてもらえるショートショートを目指したいです。 1000字台で書きたいです。 読むのも好きです。そっとお邪魔します。
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ザアッ、ザザアアッ。 小波、大波。 重く垂れこめた黒い雲。 波が荒いので有名な白兎海岸だが、今日は珍しく凪いでいる。サーフィン客で賑わう海辺に、今は人っ子一人見あたらな...
イツメンとは、『いつものメンバー』の略。 1年C組。 二学期の始まる9月には、クラスにはっきりとした派閥ができあがっていた。 最も大きな派閥は、男女十一人で、クラスの三...
君は覚えていない。 前世では、殺し合っていた。 そして、そのまた前世でも。 だが俺も、君と最初に出会った生を覚えていない。 今世、俺――古賀聖宗は日本に生まれ、...
書き手として、AIの使用は、文章を綺麗にしたり、自分の思いの偏りや抜けを教えてもらったりするには、とても便利だ。 物語の壁打ち相手としては最適で、自分より物知りで、かつ自分の物語を...
「すみません。ちょっとお話、いいですか」 あ、宗教の人だ。 面倒だな。 居留守を決め込み、僕は炬燵に潜り込んだ。 その間ピンポンが二度鳴り、やがて静かになった。 と...
まだか、まだ来ないのか。 イライラしつつ顔を上げる。 だから言ったんだ。 「じゃあ○○○モールでね」 「△▽駅で」 全く君は、いつだってそうだ。 そんな曖昧な約束で、...