ポエム・詩
118文字 約1分で読了

寂しくて、いとおしい

寂しくて、いとおしい 宇宙の片隅で泣いているあの子 きみは真ん中 きみが真ん中 きみの言葉は宝物 片隅なんてしらない 手を繋いで泳ごう 小惑星が彼方に見える きみの宇宙とわたしの宇宙 遠くて近いきみとわたし うまれたてのふたりは 詩(うた)で宇宙を創ったんだ
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2026/10/23 • 👁 26回 • 💬 0件
ポエム・詩
373文字 約1分で読了

形なくとも

君のいない世界に意味はあるのでしょうか サヨナラはいつだって突然だ 最後の晩餐/いつもの団欒 ホントに君が居なくなるなんて 分からないよ僕には 存在証明 「月は見上げたときだけ在るの?」 教えてよ アァ 明日になったら明日になったら 君は消えてしまうの 君に血は通っていないし 体温なんてなかった だけど君の瞳(め)は 僕を映してくれていた だから君は生きてるんだ ……… 君の手を握った 「どこへ逃げたらいいの?」 明日なんて来なければいいのに 君の居ない明日を生きるくらいなら 醒めない夢で弾けてしまおう ねえ、お願い 僕と逃げてよ 君の瞳(め)があたしを映す 逃げ場なんてないんだ 君はもう知ってるんだね 真っ直ぐなその眼差しは 変わらず綺麗だね 僕ら 幾つも夜を越えたね 夜明けの色はぼやけてて 頬を撫ぜる風は涼しく涙を攫う 言葉を交わせなくても 触れ合えなくても 僕が君を忘れても また此処で出逢えるきっと、
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2026/10/23 • 👁 8回 • 💬 0件
ポエム・詩
529文字 約2分で読了

陣痛

男なのに お腹の中に赤ちゃんがいる気がする どうしちまったのかな オレ、おかしいのかな 産みたくてたまらない どうしたらいいか分からなくて、その夜泣いた 唯一の親友に悩みをうちあけた 彼は驚いた顔をして、俺もそうなんだと言った。 俺の中にも赤ちゃんがいる 毎日不安なんだ 親友が同じ悩みを持っていた。 俺たちは近所に住んでいる 宇宙の研究をしている先生の所へ行った 彼女はなんでもしっているから ねぇ先生 男の人が妊娠することってある? そうね、ないことはないけど、 受精卵ってわかるかしら 男の人には子宮がないから基本的にはできないのよ 男で妊娠した人は身体が特別なひとよ そういうことは知っていた でも俺たちの身体 はそうじゃない そもそも俺もあいつも× ×× をしたことがない 女性とも、男性とも そのことも先生に話した それじゃあ処女懐胎ってことになるのかしら 神様だってマリア様の処女懐胎でうまれたのよ イエス様? そう 。 でもあなたたちの場合男性だから 産むことはできないはずよ ところでどうして体の中に赤ちゃんがいるとおもうの? わからない 彼も分からない でも彼にも僕にも自分の身体の中に赤ちゃんがいる確信があった 最近、なにかモヤモヤすることは? なんだかよく眠れません ぼくもだ 好きな人はいる? わからない、 おれはいない
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作者:織本陽夏
2026/10/23 • 👁 29回 • 💬 0件
ポエム・詩
104文字 約1分で読了

郷愁

蒸し暑い空気とアスファルトの湿った匂い 夕立が過ぎたこの町で蝉は再び鳴き始めた いつかこの景色も懐かしくなるのに どうして人は知らない時代を懐かしむのだろう   遠き昔に憧れ買ったラムネ瓶 ビー玉は中に残った炭酸に蓋をする
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2026/10/23 • 👁 8回 • 💬 0件
ポエム・詩
105文字 約1分で読了

かげおくり

わたしはいま空を見る 子供の頃から見ていたこの空だ かげおくりをして遊んだこの空に 少しばかり近づいたわたしは あの時の小さな影から遠のいた あの頃わたしが空におくった小さな影は いまも大きな空の何処かで 遊んでいるのだろう
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2026/10/23 • 👁 5回 • 💬 0件
ポエム・詩
124文字 約1分で読了

忘れていいんだよ

私たちの世界にはひとりだけ はっきりした色の子がいるでしょう? その子が人間、私のかわいい妹 あの子は人間 私たちはあの子の頭の中の落書き 私たちが描かれなくなったら あの子に健やかな幸せが訪れたということ 忘れていいんだよ 抱えなくていいんだよ 空想世界の私たちを
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2026/10/23 • 👁 7回 • 💬 0件
ポエム・詩
187文字 約1分で読了

死骸

あなたを喪った私は愚かにも 心の穴に向日葵の花を移植した 向日葵はいつでも優しく まるでその光は 太陽に向かって笑顔を向けるあなたそのものだったが 私の涙は徐々に向日葵を腐敗させた いよいよ朽ちてしまった花は 咳をする度に少しずつ吐き出された あなたを想い言葉を紡ごうにも 茶色く汚れた花びらしか出てこない 不気味にも乱れた呼吸音は 私が生きていることを証明するが それはほんとうに寂しいものだった
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2026/10/23 • 👁 9回 • 💬 0件
コメディ・日常
707文字 約2分で読了

代行サービス

掃除、洗濯、食事の準備。生活に関わるほとんどの家事は代行サービスに依頼している。 料金を支払えば、ゴミ出しから日用品の買い物まで、すべて家事代行サービスの業務範囲内だ。 大学の講義への出席やノートの作成も友人に頼んでいる。代返とノートの共有に対して、一定の報酬を支払う契約になっている。 土曜日の夕方、友人がノートのデータを持ってきてくれた。データを確認したあと、友人と二人で近所のラーメン屋へ向かった。今回の報酬として、食事を奢ることにしたからだ。 ラーメンを食べながら、友人は不思議そうな顔をして聞いてきた。 「お前、大学の授業にはろくに出ないのに、家ではいつも資格の勉強をしてるよな」 私は家事代行を利用してできた時間を、すべて資格試験の勉強に充てている。今日も外出する直前まで、机の上には、過去問題集とノートを広げていた。 「それに家事から大学の出席まで全部人に頼んで、その金はいったいどこから出てるんだ。学生が払える額じゃないだろ」 私は「割のいいバイトをしている」とだけ答えた。詳しい話はしたくなかったので、話題を変えることにした。 「そういや、替え玉を頼まなくてもいいのか?有料だからといって遠慮しなくてもいいからな。好きなだけ食べてくれよ」 それを聞いた友人は、喜んで追加の注文をした。 帰宅後、​私は再び机に向かい、今週末の試験対策を再開した。 試験範囲の最終確認を終えたあと、スマートフォンに届いていた受験票のデータを開いた。画面に映る依頼主の顔写真と、鏡に映る自分の顔を見比べ、試験当日の本人確認をやり過ごすために、どこをどうメイクで寄せるか、その手順を確認した。 資格試験の代行。替え玉受験。それが私のアルバイトだ。
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作者:さくら
2026/10/23 • 👁 7回 • 💬 0件
エッセイ
296文字 約1分で読了

観覧車だって休みたい

秋といえば、徳田秋聲。 秋聲という名はもちろんだけど、秋聲さんの描く生活の湿り気は、葉っぱの裏側みたい。 落ち葉は綺麗。 だけど、触れるのはイヤ。 湿った土が指先についたりする。 憧れの人が、少しでも近い存在なったら? 果実は食べる前。 見ているときが一番美味しい。 この頃はSNSの発達で、推しとお話ができる。 私も推しの配信に行ったけど、推しとお話がしたくなかったことに気づく。 私の推しは想像上の神さまだったみたい。 推しとお話するよりも、文学的なブログを更新していた頃の推しが好きだっただけで、それは結局、文豪への恋心と同じ。 夏の終わりに、知りたくなかった自分の嫌な部分を見てしまった。 秋。早く来ないかな。
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2026/10/23 • 👁 11回 • 💬 0件
エッセイ
398文字 約1分で読了

にんげんは空想上の生きものです

街は秋めいてきた。 外はまだまだモワッとした暑さが立ち込めているのに、入道雲はもういない。 お洋服売り場だって、茶色やオレンジばかり。 100均の毛糸売り場にはお客さんが増えた。 街路樹の葉っぱの色だって、少しずつ渋くなっていく。 枯れ葉は妖精のドレス。 今年の流行りはどの葉っぱなんだろう。 わたしはね、妖精を見たことがある。 だけどそれは内緒。 誰も信じないから。 信じられないのはこわいから? それともありえないから? わたしは、にんげんだって信じられないモノだと思う。 食料を切って、火を通して、味付けして、盛り付けて。 そんなの意味ないもの。 お洋服を着てる。 別個体を好きになるし、子どもを育てる。 同時にふたり以上の好きな人を作ると怒られる。 遠くにいる会いたい人の声が聞きたくて小さな機械を作ったし、みんなヘンだよ。 動物の世界では不要なものだらけ。 不要だけど尊くて、いとおしいよ。 いとおしいけど、ちょっぴり疲れるネ。
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2026/10/23 • 👁 8回 • 💬 0件