消えてもいいよもう一回。
『2度目はない』って
言ったよね。
浮気のラインや
セオリーなんて
どうでもいいの。
私が嫌だって言ったよね。
「もうしない」なんて
信用できるわけないでしょ?
続きを読む
「子供っぽい、もっと大人になったら」
私にそう言い捨てたあなたは
もうすぐ未来の他人
何年もたって、あなたはようやく
"今の"私と出会うのでしょう
私はもうあなたとは会うことはないけれど
愛を込めて、 この言葉を贈りましょう
「さようなら、はじめまして 」
続きを読む
あなたが
求めることをしてあげたい
あなたが別れると言えば
別れよう
あなたが
ほかの人を好きになったならば
それはそれとして…。
「明言せずに
ボヤけたことを語りなさい。」
あなたの声がした気がした。
うん
このたくさんの想いは
きっと…
続きを読む
おはよう世界。
今日も
よく寝たね。
海も森も空も
まだ夢の中。
君はよく眠れたかな?
羽毛のような
はねた雲。
白めいた波。
森のなかの霧。
きっと
どれも君の寝ぐせ。
今日も一日
よろしくね世界。
今日という日が眠るまで。
そして
最後は
おやすみ世界。
また明日。
『世界の寝ぐせ』より
続きを読む
学校の勉強は
恋に役立たないって
思ってたけど
大人になってから気がついた。
きっと8割は
教科書通りだった。
人を思いやる
相手の立場に立つ。
道徳で何度も学んだこと。
学校で繰り返し経験したこと。
私に足りなかったこと。
『正しかった教科書』より
続きを読む
間違えるわけない
裏通りの匂い。
並んで歩ける幅もなかった
細い路地裏。
あなたが好きな
あのお店の匂い。
「こういうところに
名店があるもんだよ」って。
今はもう
その道を横目に
大通りを歩くしかないけど。
続きを読む
悲しみがアルペジオになって
たくさん泣いた晩に
憂いある月は私を見下ろした
心が音楽になってしまえばいいのに
そうすれば私は旋律を奏で
苦しみすら美しい夜想曲になるだろう
涙が小さな音符になって
一人震える子供のもとに
舞い降りてくれるだろうに
続きを読む
まだか、まだ来ないのか。
イライラしつつ顔を上げる。
だから言ったんだ。
「じゃあ○○○モールでね」
「△▽駅で」
全く君は、いつだってそうだ。
そんな曖昧な約束で、 ちゃんと会えるわけがないのに。
いいか、施設は広いんだ。
私は東入り口で、君はインフォメーションで。
ふたりの時間を一体どれだけ無駄にしてきたことか。
時計をちらと見、それから、もう十何度目かのベルを鳴らすも、やはり君は電話に出ない。
焦燥にも似た怒り。
ああ、まただ。
まだ気がつかないのか。
次こそはもっと綿密な計画を。詳細かつ狂いのない、隙のない約束を。幾度となく思いを巡らせては、同じ事を繰り返す。
見ると、若い男が安堵の表情を浮かべながら、私のすぐ隣を駆け抜けていった。
男はばつが悪そうに笑いながら、同い年くらいの女のもとへ近づいてゆく。
その女は、ひどく嬉しそうな顔で男に寄り添った。
ふたりが仲良く肩を並べ、私の目の前を通り過ぎていった。
仕合わせな横顔に、仕合わせな横顔が重なる。
なんとまあ、呆れたことだ。
女はさっきまで、身体を揺らしながら足踏みをし、私と同じようにイライラしていた。
その感情も、今はもうすっかり忘れてしまっている。
そして次回、性懲りもなく 同じ過ちを 繰り返すのだろう。
ふたりの小さくなってゆく背中を見届け、もう一度だけ時計を見ると、私は小さくため息をついてその場を離れた。
土曜日の午後、いつも決まった時間に、私は必ずそこを訪れる。
そうして電話と時計とを交互に見つめ、時に辺りを探しながら、またイライラと空を見上げる。
そこには私と同じように誰かを待つ人、人、人。
最後の一組が目の前から消えるのを見届けて、私はようやくその場を離れる。
ふと見ると、映画館の入り口から少し離れたところで、ふた組前に立ち去ったペアが喧嘩をしていた。
「見ろよ、映画がもう始まっちゃったじゃないか。君のせいだぞ」
「何よ、あなただって前回、同じことをしたじゃないの」
まあまあ、赦してやんなさいよ。
これからのふたりの時間のためにも、チケットを無駄にしないためにも、ここは怒りを鎮めてさ、途中から楽しめばいいじゃないか。
心の中でそのふたりを宥めつつも、先ほどまで苛々していた自分を思い出して恥じた。
来週も、さ来週も私はここに来るのだろう。
君を待つために。
はじけるような笑顔と、何とも言えない安堵感、ふとした気の緩みを味わうために。
もう二度と、君は来ないと分かっているのに。
(おわり)
続きを読む
静寂に沈む 無限の闇を渡り
揺らめく星の残響が 時を超えて響く
答えを持たぬまま 探し続ける影
その足跡さえ 光に溶けて消える
遠ざかるものと 迫りくるものが
ひとつの呼吸で 結び直されてゆく
虚無の深さに 心が震えても
まだ見ぬ夜明けを 信じて進む
果てに待つのは
終わりではなく
始まりの証
無音の宇宙が 囁く未来
続きを読む
繰り返します
至急すべてを受け入れなさい。
そんな声が
隣を通る救急車から
聞こえた気がした。
あなたと別れて
5キロ痩せた私。
受け入れたから
食べれなかった。
受け入れたから
眠れなかったと思ってたけど
受け入れてなかったのかも…。
続きを読む