森陰五十鈴 / 時を超える恋人
アリスの手元の懐中時計の針が、逆転をはじめた。萎れた勿忘草が、みるみるうちに青い色を取り戻していく。 まるで魔法のような現象に、僕はただ目を瞠るばかりだった。すっかり崩壊してし...
ファンタジーを主としていますが、広めのジャンルで執筆をしています。 しばらくは、規定文字数の作品を転載していきます。 現在、「小説家になろう」、「カクヨム」、「Nolaノベル」でも活動中。
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アリスの手元の懐中時計の針が、逆転をはじめた。萎れた勿忘草が、みるみるうちに青い色を取り戻していく。 まるで魔法のような現象に、僕はただ目を瞠るばかりだった。すっかり崩壊してし...
その神社の階段を上がった先の参道は、左右に楓の木が植えられていた。平らにならされた石畳の脇に、赤い並木道が続く。紅葉と神社ならではの和の景観に集る人は多く、道はごった返していた。...
アリエッタには三分以内にやらなければならないことがあった。この邸のお嬢様キーラのお茶請けとなる菓子を選ぶことだ。 テラスでお茶が飲みたい、と言い出したキーラのために、アリエッ...
あなた、またその瓶を見ているの? 確か、宇宙創造の実験で、珍しいものができたんだっけ。 〝知的生命体の住んでいる惑星〟ですって? 鉱物ばかりの試薬の中から、どうして生命体なんて...