周雨 / ハロウィン2020
「カボチャに水と~調味料を放り込んで~おいしい煮物の出来上がり!」 頭をすっぽりと覆う風フェイススタイルのカボチャの被り物。目や口の形にくり貫かれた穴からは、おいしそうな匂いが漂...
世にも奇妙な空気感の話とか書くのめちゃくちゃ楽しいです。
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「カボチャに水と~調味料を放り込んで~おいしい煮物の出来上がり!」 頭をすっぽりと覆う風フェイススタイルのカボチャの被り物。目や口の形にくり貫かれた穴からは、おいしそうな匂いが漂...
今、私の目の前にいる人物について、なんと説明すればいいのだろうか。 たまたま相席になった人? 見た目怪しそうな人? つばの広いクリーム色の帽子のすぐ下からは、短い黒髪が覗いて...
「おはようございまーす」 「おはよー豊橋さ……頭どうしたの? もしかして……やられた?」 「そう、そうなのそうなんだよ聞いて! あいつネジ婚詐欺師だったの!」 始業時間一五分前の、い...
「はっ、はっ……うわっ!」 上も下も右も左も、全てが真っ白い空の中で、私は必死に走っていた。途中で足がもつれて転ぶことが既に何度か起きてはいるが、すぐに体制を立て直してまた走り 出...
先日叔父が急死した。 血管も見えないくらいだった腕は骨の輪郭が分かるまで痩せ細り、僅か一週間で、文字通り別人と呼ぶべきレベルまで変貌を遂げていったのだ。 息を引き取る三時間前。...
「雨って言ってたけど晴れてんじゃん。そろそろ梅雨も終わ……?」 「どうしたのさ」 部屋着のまま外を見ていた兄の言葉が不思議な途切れ方をした。何やら、動揺しているようだ。 「はっ、白...
彼氏が欲しい。年収とかには一先ず目を瞑ってもいい。とにかく誰かと付き合いたい。 人恋しくて仕方が無いし、幸せそうなカップルを見かけるとつい舌打ちしてしまう癖も、いい加減卒業したい...