エッセイ
観覧車だって休みたい
296文字
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秋といえば、徳田秋聲。
秋聲という名はもちろんだけど、秋聲さんの描く生活の湿り気は、葉っぱの裏側みたい。
落ち葉は綺麗。
だけど、触れるのはイヤ。
湿った土が指先についたりする。
憧れの人が、少しでも近い存在なったら?
果実は食べる前。
見ているときが一番美味しい。
この頃はSNSの発達で、推しとお話ができる。
私も推しの配信に行ったけど、推しとお話がしたくなかったことに気づく。
私の推しは想像上の神さまだったみたい。
推しとお話するよりも、文学的なブログを更新していた頃の推しが好きだっただけで、それは結局、文豪への恋心と同じ。
夏の終わりに、知りたくなかった自分の嫌な部分を見てしまった。
秋。早く来ないかな。
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