児童文学
風が強い日には
381文字
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今日はとても風が強い日です。
というのも、風の精が今日はいっぱい街にやってきたのです。
風の精たちの運動会の日でした。
晴れ渡った空の下、風の子供たちが走り出します。
「よーし負けないぞ!」
「あっちのビルまでかけっこだ!」
お日様の合図を皮切りに風の子供たちは勢いよくダッシュ!
あっちこっちのビルを避けながら、一番向こうのお山まで走って行きます。
「やったー僕が一番!」
「残念!負けちゃった!」
風の子供たちは大喜び しながら木の周りをぐるぐると回ります。
「次は、リレーだって」
「じゃあ今度こそ僕が勝つからね!」
風の子供たちはまた走り回ってビルの間を抜けて行きます。
何も知らない人間たちは帽子を抑えて空を見ました。
「今日はすごい突風だ」
「まるで風が戦争しているみたいじゃないか」
そんなことを話しているのです。
いいえ、本当は仲良しの風の子供たちが、
追いかけっこをしているのですよ。
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