ホラー・怪談

郵便物

663文字 約2分で読了
「斎藤 ■■様 ポイントキャンペーンのお知らせ」 銀行からよく見る、キャンペーン資料が届いていた。 しかし、名前が間違っている。 俺の名前は「佐藤」だ。 アパートの前の入居者が登録し忘れたのか? それとも単純に間違えられたのだろうか? だとしたら失礼だなと思い、ごみ箱に捨てた。 今日は金曜日だ。 仕事で疲れて、もう何も考えたくない。 土曜日。 「斎藤 ■■様 ○○創刊号のお知らせ」 また「斎藤」の名前で届いている。 何らかの雑誌、その創刊号のお知らせだ。 こんなお知らせを頼んだ覚えはない。 何なんだ、一体。 せっかくの休みなのに面倒くさい。 連絡して、もう送らないようにしてもらおうか。 はあ、やることが増えてしまった。 ―― 月曜日、結局面倒で何もせず出社する。 こうやって後回しにするから、余計気疲れするんだろうな。 「おーい、さいとうー!こっちちょっと手伝ってくれ」 ん?聞き間違いか? 上司から仕事の指示と書類を受け取る。 あの郵便物を思い出し、自席に座る。 ――思わず、書類を落としてしまった。 「斎藤 ■■」 自席に置かれたネームプレートも、社員証も。 俺の名前じゃない。 あの郵便物に書いていた名前と同じだ。 急いでスマホの連絡帳を見る。 自分:「斎藤 ■■」 父:「斎藤 ■■■」 母:「斎藤 ■」 姉:「斎藤 ■■」 変わっている、何もか蜉ゥ縺代※縲∽ソコ縺ッ譁手陸縺倥c縺ェ縺�ゆソコ繧呈カ医&縺ェ縺�〒菫コ縺ッ菴占陸縺�縲�―――――― ―――― ―― ― 「おい、斎藤」 「はい!」 俺は「斎藤 ■■」、普通の会社員だ。 いつも通り、事務仕事を片付ける。 そう、今日も何も変わらない普通の一日を過ごす。
2026/10/12 ・ 👁️ 28回 ・ 💬 0件

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