SF・ファンタジー

誤作動

248文字 約1分で読了
作者:しとえ
クローン技術が社会一般に広まったのは遠い昔。 それで自分自身が死んだらクローンで復活するというのが一般化したのもかなり前だ。 それ以来人間はクローンで増えるようになった。 同じクローン体がいくつも存在する。 僕もまたたくさんいるのだ。 だが僕はその他大勢の僕とは外見も性格も違う。 どうやらこれは誤作動らしい。わずかなズレができて、それが元の形とは微妙に違う。 けれどそんな僕を、僕自身はとても気に入っている。 昔は一人一人違う人間だったらしい。 そして一人一人の違いは個性と呼ばれていた。 きっと僕も個性的なんだ。
2026/10/18 ・ 👁️ 27回 ・ 💬 0件

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