恋愛

unknown kiss

201文字 約1分で読了
 デートでは無口なあなたも、枕で向かい合うとおしゃべりだった。そこに嘘偽りはないと思ってた。  でも、それは誰かに見せられない分だけ。私が知っているのは、誰かが知らない一部分。  独りの休日。街であなたを見かけた。 「明日の夜、部屋に行くよ」  その時に届いた通知は、残業という名の約束だった。  奪えるものなら奪いたかった。でも。携帯電話をしまったあなたが、満面の笑みで握っていたのは。  私よりもっともっと小さな掌だった。
2026/10/09 ・ 👁️ 35回 ・ 💬 0件

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