SF・ファンタジー

ぶっとび☆ろじかる

463文字 約1分で読了
作者:ごみがき
友達の中にスゲェぶっ飛んだ奴がいる。 発想や言動もそうなんだけど、もうね、一目で分かるぶっ飛び方。 「何だよ、その奇抜なファッション!」 「実は俺、透明人間になったんだ。」 そんなド派手な格好をしているくせに、何を言ってるんだ? 俺は微塵も理解できなかったが、そいつはこう続けた。 「今から貴金属店で盗みを働いて、それを証明してやろう。」 AIカメラが不審者を見つけて、警備ロボにすぐさま拘束命令を送るこの時代に、盗み? そんなバカげた事があってたまるかよ。 しかし、そいつは堂々と入店し、すぐに戻ってきたかと思うと、ポケットから宝石たちを取り出した。 「ほら、簡単だった。何てったって俺は透明人間だからな。」 何でだ…? 何で警備ロボはこいつを捕まえなかった? 何でAIカメラはこいつを犯罪者だと判断しなかった? 俺には分からなかった。 人目にはこんなに目立つ、ド派手な奴なのに。 もはや、同じ人間とは思えない。 AIにとってもそうだったのかもしれない。 浮かれて道路に飛び出したそいつは、いつも以上にぶっ飛んだ。 AI自動運転の車に、ノーブレーキではねられて。
2026/10/16 ・ 👁️ 67回 ・ 💬 0件

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