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何度でも引くおみくじ
427文字
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昔習った「明智光秀」が、何度もおみくじをしたという「本能寺の変」にまつわる逸話。
それを思い出して、私もおみくじを引く。
小吉、小吉、末吉、小吉、末吉、末吉、凶……。
引くたび、下がってる……!
神様、これは諦めろということですか?
それとも何度も引いたせいで怒りました?
「うぅ……もう一回。」
「お小遣い全部使う気かよ?」
私の奇行に笑うあなた。
「神頼みなんかしなくても、ちゃんと勉強すれば受かるって。」
こいつは人の気も知らないで!
「ほら、早くお賽銭投げて帰ろうぜ」
長い列に二人で並ぶ。
……もしあなただけ受かったら、二人じゃなくなるかもしれないんだね。
そんなこと考えてたら、少しでも願いが届くようにと、五百円玉を投げてしまった。
さっきから何してるんだか。
しかも受験生のくせに、別の願いを神様に伝えてしまう。
薄目で隣のあなたを見る。
ああ、初詣が冬で良かった。
耳の赤みは寒さを言い訳にできる。
こっそり、もう一度おみくじに行こうかな。
……私の勝負にも、背中を押してよ神様。
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