恋愛

既にあった恋の続き

651文字 約2分で読了
作者:ReiN.
 昼間のカフェ。学生時代の友人とあった。  「久しぶり」  「久しぶり。元気だった?」  「うん。元気だよ。でも、仕事が忙しいかな」  「私もそうだよ」  友人と笑いながら近況を話す。 「そういえば……」  友人が何かを思い出したかのように口を開く。 「最近、恋人とどうなの?」 「恋人……?」  最後にいたのは、数年前だった気がする。 「今、いないよ」 「この前できたって言ってたじゃん」 「言ってないよ」 「○○ちゃんって言ってだよね?」 「○○って誰……?」 「彼女でしょ?」  コーヒーを啜りながら、友人は言う。  友人は、スマホの画面を見せてくれた。  メッセージをスクロールする。  そこには、私ともう一人が写っていた。  全く記憶にない。 「この人可愛いね」 「惚気?」  惚気と言われていても、付き合っている記憶はない。  ただ、とても可愛い人だった。 「で、どうなの?」 「どうなのって言われても、記憶に無いし」 「それ酷くない?」  酷いと言われても記憶にないのだから、答えられない。 「まぁ、いいや。とりあえず、なにか進捗があったら、またメッセージして」 「……わかった」  進捗があるかは、わからない。 「じゃあ、お会計しようか」 「うん。今日はありがとうね」 「また、お互い時間があったら会おう」  そう言い、友人と分かれて駅のホームへ向かう。  改札口を通り、階段を登ろうとしたところ。 「スマホ落としましたよ」 「……ああ、ありがとうございます」  後ろから声をかけられて、振り返った。   そして、思わず言ってしまった。 「……ご飯いきませんか?」  彼女は少し驚いたあと、笑った。 「いつものでいい?」
2026/10/16 ・ 👁️ 24回 ・ 💬 0件

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