コメディ・日常
隣のゴーレム
707文字
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今日は弟と二人でお留守番。
だけど、弟は外で遊びたいって言って聞いてくれない。
外はずっと雨降りで雨音がしている。
ザーザー……ザーザー
僕は弟と二人でゲームをしていた。
でも弟は飽きちゃったみたい。
トイレに行って帰ってきたら弟がいなくなっている。
どうしよう、どこに行っちゃったのかな?
僕は家中を探して回る。
でも、弟は見つからない。
もしかして1人でお外に行っちゃったのかな?
……困ったなあ、どうしよう。
玄関に行ったら弟の靴がない。
やっぱり一人で出て行っちゃったんだ!
僕は傘をさせて外に出た。
弟の名前を呼びながら探して回る。
……困ったなぁ。
家の外は田んぼだらけ。
見晴らしがいいのに弟の姿が見えない。
遠くまで行っちゃったのかな。それとも向こうのお家の友達のところに行っちゃったのかな。
雨の音が、さっきやっていたゲームのラスボスが出てくる前のダンジョンの音に似ている。
どうしよう、ちょっとドキドキする。
「お兄ちゃん!」
僕はそう声をかけられて振り返った。
するとそこには、ドロドロのゴーレムみたいな姿になっちゃった弟がいた。
「わぁ!」
僕は腰を抜かした。
そのはずみで後ろに転ぶ。
田んぼにボシャン!と落ちて、僕もあっという間にドロドロのゴーレムみたいになっちゃった。
洋服も顔も髪の毛もみんなドロまみれ。
2人揃って泥でできたゴーレムみたい。
やばいママに怒られちゃう!
僕が困っていると弟は、
「お兄ちゃん、どろんこ遊び楽しいよ!」
と言ってニコニコ。
どっちみち服は泥まみれ だし、ママに怒られちゃうし……
仕方がない、こうなったら!
「どろんこ遊びしようか!」
田んぼで二人どろんこまみれ。
雨が上がれば晴れた空に虹。
どろんこゴーレム二人で眺めましたとさ。
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