SF・ファンタジー

記憶

246文字 約1分で読了
作者:しとえ
人類は記憶装置を開発した。 人間の記憶というのはどうやってもどんどんと過去のことを忘れてゆく。だからこの記憶装置に記憶するのだ。脳が老化して肉体が死んでしまっても記憶装置の記憶はなくならない。 やがて体がサイボーグ化され、最後に脳がダメになってしまっても記憶装置から再現される。 それはとても素晴らしいことのように思われた。  だがある時、記憶装置が壊れた。 人類の記憶はあっという間に消えてゆく。 そして最後に人間というものがいたことすら完全に消えてしまった。 そして、世界から人類は完全に消えてしまった。
2026/10/26 ・ 👁️ 14回 ・ 💬 0件

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