ポエム・詩

漣と素足

252文字 約1分で読了
作者:花野花菜
久しぶりに裸足になりました。  砂浜は見ているよりもずっと柔らかくて。  小さい頃によく感じた貝殻や砂利の痛みが、波の音が近づくにつれて思い起こされます。  そういえば、小さい頃は海に全身浸かっていました。  浮き輪のツルツルとした触り心地と、ほんのり漂うビニールの匂いが恋しい。  素足がどんどん茶黒の砂に埋まっていくので、その湿った重さを振り払って、波に当たらないように進んでいきます。  ずっと水平線が見えます。  少し横を向けば、いつもの柔らかい、クリーム色の砂浜ですが、私が先ほど残した足跡からは、随分離れてしまいました。
2026/09/18 ・ 👁️ 107回 ・ 💬 0件

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