恋愛

最後の砦

265文字 約1分で読了
作者:柊ことは
「最近よく来るね。 そんなにうちの店が好きかい?」 老婆が意地悪そうに笑う。 「何でもいいでしょ。 私の不安を早く買い取って! こんな私じゃ嫌われちゃう」 と叫ぶと 「おやまぁ、 今日はいっそう元気がいい 不安だこと。 いただいたよ」 その声を合図に 私の心は温かく軽くなる。 「不安なんて売り物になるの? うさんくさいな。 私には不要だからどうでもいいけど」 そうこの店では 長いこと不安が売られている。 もう 私はここがないと 彼と笑顔で向き合うことさえ できない。 ある日 居ても立ってもいられず お店に駆け込もうとしたら 空き地になってた。 私はその場で 崩れ落ちてしまった。
2026/10/21 ・ 👁️ 15回 ・ 💬 0件

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