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何度でも引くおみくじ

427文字 約1分で読了
昔習った「明智光秀」が、何度もおみくじをしたという「本能寺の変」にまつわる逸話。 それを思い出して、私もおみくじを引く。 小吉、小吉、末吉、小吉、末吉、末吉、凶……。 引くたび、下がってる……! 神様、これは諦めろということですか? それとも何度も引いたせいで怒りました? 「うぅ……もう一回。」 「お小遣い全部使う気かよ?」 私の奇行に笑うあなた。 「神頼みなんかしなくても、ちゃんと勉強すれば受かるって。」 こいつは人の気も知らないで! 「ほら、早くお賽銭投げて帰ろうぜ」 長い列に二人で並ぶ。 ……もしあなただけ受かったら、二人じゃなくなるかもしれないんだね。 そんなこと考えてたら、少しでも願いが届くようにと、五百円玉を投げてしまった。 さっきから何してるんだか。 しかも受験生のくせに、別の願いを神様に伝えてしまう。 薄目で隣のあなたを見る。 ああ、初詣が冬で良かった。 耳の赤みは寒さを言い訳にできる。 こっそり、もう一度おみくじに行こうかな。 ……私の勝負にも、背中を押してよ神様。
2026/10/06 ・ 👁️ 64回 ・ 💬 0件

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