コメディ・日常
新しいルールを作るなら
749文字
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小学校の時の野外活動で、自分たちでルールを決めて行きたい場所を決めて活動するという授業があった。
子供の頃の俺たちは、初めは好き放題 行きたい場所いい内容を決めようとした。けれどそれではうまく予算内で行きたい場所に行けず、またルールを決めていなかったため子供同士で衝突することになった。
計画を立てるルールを守るということの重要さを学んだのは その授業でだと思う。
それが後々大人になって、ずいぶんと力になった。
自分たちで 何か物事を進めるという時には、きっちりとした計画そしてそれを運用するためのルールが必要だ。
俺は屋上で缶コーヒーを開けた。
もう少しで社内プロジェクトがうまくいく。
ここに来るまでずいぶんと、苦労したもんだ。
屋上から見る街はミニチュアのように小さく、だが活発に動き回っている。この都市に住む全ての人々が俺が今抱えている問題と同じように自ら計画を立てルールを決めて 物事を進めているのだ。
いや、全員がではないか……
ただ他人が立てたルールに乗っかっているだけの人もいれば、そもそもルールを守らない困ったやつもいる。
俺が立てた計画も、なかなか進まなかったのはそういう人もいたからだ。
ちゃんとした理由での反対意見ならば歓迎なのだが。
不意にスマホが鳴る。
見ると小学校の時の同級生からの連絡だった。
今度同窓会をするらしい。
日程は、来月だからなんとかなりそうだ。
久々に幼なじみたちの顔を見るのは楽しみだ。
あいつらどうしているだろうか?
お互いにわいわいと喋り合って計画を立てた野外活動。
同窓会では俺は計画を立てる側ではないが、あいつらのルールに乗って楽しもう じゃないか。
返信を送るとスマホをポケットに直す。
コーヒーの最後の一口を飲み干すと、曇り空から日の光が差し込んだ。
街の喧騒を後に屋上の階段を降りて行った。
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