ポエム・詩
凪
157文字
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目も開かない赤ちゃんが、私の指を握った。
泣きじゃくる姿が、
私に縋るように、
私を探すように。
脈打つちいさな掌が、私の指を握っていた。
目も開けられない父さんが、
私の指を握った。
空気の漏れる音を鳴らし、
私に託すように、
私を導くように。
鈍色の掌が、私の指を握っていた。
目が開かない。
迎えて、受け容れて、手放す。
ただ、無色。
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